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| 稲田のお祭り |
稲田の町並みの移り変わり
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諏訪神社の欅
稲田のお祭り
「祭り」と聞いてあなたは何を想像しますか?
お神輿,夜店,見世物小屋,駄菓子屋・・
祭りという言葉を聞くだけで,なんだか気持ちがうきうきしてきます。 大人になってからも,祭りの記憶ははるか遠いものだけれど,いつまでも心に残っている。そんなものではないでしょうか。
ここからは,上越市や稲田地区に伝わるお祭りについて紹介します。
諏訪神社のお祭り
樹齢900年以上の大きなけやきのある神社として地域の人々から親しまれている諏訪神社。
その神社には,1年を通じていろいろなお祭りがあります。
春
毎年4月頃に行われるお祭りです。
五穀豊穣の祈願の意味を込めて行われます。
春のお祭りだけ,お神楽がでて,舞を奉納します。
夏
祇園祭(上越まつり)に合わせて行われます。
各町内毎に子供神輿や大人の神輿が繰り出します。
境内には屋台も並び,1年のお祭りの中で一番賑やかなお祭りです。
古くから伝わる,お神輿の「川下り」は,この諏訪神社側の稲田橋から出発することは有名です。
秋
毎年10月頃に行われるお祭りです。
春に祈願したあとの,豊作・収穫のお礼の意味を込めて行われます。
稲田地区には,諏訪神社のほかに,五つの神社があります。
それぞれの地区に祭られている神様です。
地域ごとに春と秋の年2回,五穀豊饒と収穫を感謝するお祭りがあります。
しかし,最近は本来の意味のほかに,家内安全や交通安全などの祈願も合わせて行っている神社もあります。
稲田・川下り
昔から高田・直江津を通して最大の行事は何といっても祇園祭(上越まつり)でしょう。 その歴史ははっきりしていませんが,松平忠輝が高田城をつくったとき,新しい町を盛んにするために行われていたといわれています。 約400年前に始まったこのお祭りが,市民の手によって受け継がれ,今もなお続いています。 毎年7月23日,直江津八坂神社のご神体が高田に入ってお祭りの始まりです。(別名:裏祇園)
そして,7月26日,花火を合図にお神輿は稲田橋の側から船で,「荒川」(今の「関川」)を下り,直江津に向かいます。(別名:表祇園)
稲田地区の子供たちは,この祇園祭に合わせて手作りの子供神輿や灯篭を作って各町内を練り歩きます。 古くから伝わるこのお祭りは,子供たちばかりでなく,大人にとっても楽しみな儀式・行事となっています。